鳥取県内で実施される東京五輪の聖火リレーについて大会組織委員会は10日、県内を走る175人の走者を発表した。それぞれが走る市町村も明らかとなり、13~85歳のランナーが21、22日の2日間かけて全19市町村で聖火をつなぐ。

 21日は境港市から倉吉市まで10市町村を巡る。同県大山町出身でお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のまひるさん(27)が日吉津村、米子市出身でシドニー五輪トライアスロン日本代表の小原工さん(54)が同市をそれぞれ走る。

 22日は同県琴浦町から鳥取市まで9市町を回る。琴浦町出身で1964年の前回大会の走者だった藤原孝行さん(73)=千葉市在住=は、今回も同町内を走る。

 走者の詳細な走行場所は当日まで非公表。県内は178人がリレーする予定で、残る3人は調整中。

 県は新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、大会組織委と簡素化を協議し、ルートを半分の17キロに短縮した。(藤井俊行)