バスケットボール男子Bリーグ1部の島根スサノオマジックは10月の開幕から21試合を終え、西地区4位につける。4位とはいえ、西地区の上位は大混戦で、上位4チームの力の差はほとんどない。スサマジはこの混戦から抜け出し、チャンピオンシップで優勝を勝ち取ってほしい。<下>では相手チームのスサマジ対策と、今後の戦いのポイントについて解説する。
(編集局ニュースセンター 舟越幹洋)
激しい戦い続くスサマジ、西地区上位は混戦 今季の戦いを徹底解説<上>

▷相手チームは対策練る
相手チームはスサマジに対して、どう挑んできているのか。開幕戦から試合を見て感じるのは「しっかり研究してきている」ということ。それだけ相手チームが「島根は強い!」と思っていることの裏返しなのだが、スサマジのいい面を出させないよう、対策を練り、仕掛けてきている。
中地区の首位・川崎との初戦で、川崎は1対1で守るマンツーマンディフェンスではなく、地域で守る2―3のゾーンディフェンスをゲーム開始からしいてきた。これはペリン・ビュフォードのドライブインからの得点やアシストを抑える狙い。初戦はこの作戦に戸惑いもあり敗れたが、2戦目は川崎を圧倒した。

昨シーズン西地区の1位を争った琉球との2戦目の勝利と、...