―JR木次線など赤字ローカル線の問題をどう考えるか。
「JR三江線は残念ながら廃止になったが、木次線は絶対に残さないといけない。東北や四国など赤字のローカル線はたくさんあるが、簡単にやめるのか。地域の福祉の問題だ。高齢者が自動車だけを運転すればいいということではない」
「どうしても(経営が)厳しい会社があれば申し出て地域との調整に入り、結論を得る。方向性に従って地方自治体などに補助が出て、JRも協議会形式で公の場で議論して事業を維持するという説明もできる。きちんとルール化する。関連の法律案も通常国会に提出される予定で(この動きは)画期的だ。木次線も当然協議の中で残した上で、車両の近代化などを進める必要がある」
―人口減少地域の担い手を確保する国の「特定地域づくり事業協同組合」事業の創設に尽力した。
「島根県内で2023年度末までに69人が雇用される見通しで、全国では354人だ。地方に新たに住む人の受け皿や(任期がある)地域おこし協力隊員の定着につながる。季節に応じてある時は農業に従事し、...