人気バスケットボール漫画「スラムダンク」を映画化した「THE FIRST SLAM DUNK」が沖縄でも大ヒットしている。スターシアターズによると「年間の動員数トップ10に入る勢い」。今作は主人公・桜木花道のチームメイトで、沖縄出身の宮城リョータを軸とするストーリーだ。「超速攻」の戦術や幼い競技人口の多さなど、作品を通して沖縄バスケの特徴が見えてくる。 (琉球新報・田吹遥子)
スラムダンクと沖縄と言えば、ある名将の名が浮かぶ。辺土名高や北谷高を全国3位に導くなど県内の高校バスケを指導者としてけん引してきた安里幸男さん(69)だ。桜木たちが通う湘北高のライバル校、陵南高バスケ部の監督・田岡茂一(もいち)のモデルと言われてきた。

「(作者の井上雄彦(たけひこ)さんから)直接、モデルと言われたことはない」というが、陵南高が掲げる「勇猛果敢」の横断幕は「北谷と同じ」と安里さん。湘北の赤いユニフォームも北谷のものと似ている。安里さんは「いつの頃からか、周りから田岡に似てると言われるようになった」と話す。
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超速攻バスケ「参考に」 「スラムダンク」と沖縄 作者・井上さん 全国3位・北谷を取材
バスケットボール漫画「スラムダンク」登場人物のモデルとされる安里幸男さんによると、1991年に静岡県での高校総体の際に作者の井上雄彦(たけひこ)さんが訪ねてきて...