県内最大の麦産地・出雲市斐川町で、穂が黄金色に染まる「麦秋」の風景が広がっている。梅雨の晴れ間となった19日、農家が刈り取りに汗を流した。
JAしまね斐川地区本部によると、この時期に収穫されるのは「大麦」と「はだか麦」。
今季は約40法人・個人が昨季と同規模の計398ヘクタールで作付け。収量は昨季と同様の計約1310トンを見込み、ビールや麦茶の原料として出荷する。
19日は農事組合法人はらファーム(出雲市斐川町上直江)、同法人の別名ファーム(同町名島)などが収穫を開始。
はらファームは6・84ヘクタールで大麦を栽培し、この日は組合員2人がコンバインで作業した。
(松本稔史)