進学や人事異動などで引っ越しが多い春。自治体への転入後、確認するルールの一つがごみ出しだ。栃木県の県南に住んでいた頃、指定ごみ袋への記名を案内され、抵抗感を覚えたことがあった。ごみ袋への記名は県内でどの程度導入されているのか。下野新聞「あなた発 とちぎ特命取材班」が4月27日までに可燃ごみについて調べたところ、栃木県内25市町のうち18市町が指定のごみ袋を導入し、14市町で記名欄があることが判明。6市町は記名を求め、8市町は任意としていることが分かった。
(下野新聞社)
自治体指定ゴミ袋への記名 島根、鳥取の各自治体ではどうなっている?
3月下旬の朝。栃木県塩谷町内のごみ収集所には、可燃ごみを入れた袋が20個ほど積まれていた。全てにペンで氏名が書かれている。
管理する芦場新田自治会の井澤晴雄(いざわはるお)会長(69)は「記名は地域では当たり前」と話す。国道脇の収集所には通行人がごみを捨てることもあり、...