創業の地である殿町での営業終了を前に、売りつくしの品を買い求める来店者=1998年3月、一畑百貨店松江店
創業の地である殿町での営業終了を前に、売りつくしの品を買い求める来店者=1998年3月、一畑百貨店松江店

 1958年にオープンした一畑百貨店が2024年1月24日に閉店すると発表しました。
 さんいん特報班が、LINEで一畑百貨店での思い出について募集したところ、次のような投稿が寄せられました。まだまだ募集していますので、こちらから友達登録をお願いします。


 

【募集本文】
「JR松江駅前の一畑百貨店が来年1月に閉店することを発表しました。 一畑百貨店は1958年のオープン以来、60年以上にわたり、市民に親しまれてきました。一畑百貨店にまつわる皆さんの思い出を募集しています。 ご投稿内容は、山陰中央新報デジタル(Sデジ)や本紙でご紹介させていただくかもしれません」


<女性>
 一畑百貨店は子供の頃によく連れて行ってもらいました。食堂でお子様ランチを食べるのが大好きでした。食堂の横か奥に映画館がありディズニー映画のワンワン物語を観た記憶があります。一畑百貨店が失くなるのは寂しいです。

<松江市 70代男性>
 殿町のころの一畑百貨店です。子供のころ忌部から一畑に、少し都会の雰囲気独特なにおい、エアコンの涼しさ屋上にはミニ遊園地、エレベーターにはエレベーターガールが、エスカレーターには、エスカレーターガールがおられました。珍しいためエスカレーターで昇りそして逆走して遊んでいたら、エスカレーターガールに怒られた事を鮮明に覚えています。

<出雲市 60代女性>
 出雲の一畑百貨店がなくなったのも残念だったけど、いよいよ一畑百貨店がなくなるんですね。本当に残念です。子どもの頃から、亡くなった両親と一緒に行くのが楽しみでした。屋上での催しものや食堂、高級感のある買い物、みんな懐かしい思い出です。ありがとう。
 結婚してから、御中元やお歳暮は一畑百貨店から贈るよう、親から勧められました。高級感があるから。あの包装紙が懐かしいです。

花森安治氏のデザインを復刻した包装紙‖松江市朝日町、一畑百貨店(2016年)
 
1982年にリニューアルした一畑百貨店。左が創業時からあった本館で、右が新館が整備された山陰中央ビル(出典・一畑百貨店百貨店三十周年記念誌)



<雲南市 70代男性>
 一畑百貨店は殿町にあり、小学生の頃は親に連れられ楽しみに行きました。屋上の観覧車、電動カート、ゲーム機ほか、一番の遊び場でした。子供会、慰安旅行の立ち寄りコースであった事を、今でも鮮明に記憶しています。未来に向かい時代は流れて新しき形を変えていくことでしょう。長い間楽しませて頂き感謝しています。

“ふるさと百貨店”を目指し新装オープンし、多くの買い物客でにぎわう一畑百貨店松江店=1984年10月、松江市殿町

<女性>
 残念ですが、我々消費者の動向もここ10年ですっかり変わってしまいました。我々団塊世代が一品もの、中元、歳暮にと心を砕いて相手の方に選んだ時代は終わりas you likeの時代なんですね。どんな時代が消費者の心を掴むのか。難しい時代がやってきました。

<大田市 70代男性>
 県庁の近くにあったことを覚えているくらいで特にありません。

 

一畑百貨店が作製した、「松江開府400年祭」と「神々の国しまね」のロゴマークを印刷した手提げ紙袋(2011年)

<松江市 50代女性>
 子どもの頃、たまにですが、休みの日に、レストランでお子様ランチを食べた後に、屋上で乗り物に乗るのが、とても楽しみで、うれしかったのを覚えています。
やはり、閉店するのは、さみしいですね。

<益田市 70代男性>
 昭和30年代、小学生でした。親戚のある松江に浜田から行き、そこで一畑百貨店に連れて行ってもらうのがとても楽しみでした。とくに屋上にある遊園地がとても楽しく、都会だなあと感じ嬉しかったのを思い出します。


[関連・読者投稿全文はこちら]
回るお菓子コーナー、バラの包装紙、地下の大判焼き... 思い出たくさん