体調不良が続いていた細田博之衆院議長(79)=島根1区=が任期途中で議長職を辞任する意向を固めたことを受け、地元・島根県の与党関係者からは驚きの声が上がった。
地元で細田議長を支える自民党県連の細田重雄会長は「(議長辞任は)本人からは聞いていない」と驚きの表情。「議員を辞めるわけではない」とし、10月4日に上京し、本人から直接考えを聞くとした。
自民党の高見康裕衆院議員=島根2区=は「(細田議長から)連絡はない」とし「議長辞任は別として、一日も早く体調を回復されて、また島根や国のために尽力されることを願っている」と話した。
公明党県本部の吉野和彦代表は、辞任意向の一報に「驚いている」と言葉少な。前回衆院選では細田議長を推薦しており「議長を辞めても議員活動は続けるということも考えられる。(次期衆院選は)体調次第かと思う」と述べた。