全国大会で指揮できる公認指導者ライセンス(C級)を持つ山陰中央新報社の舟越幹洋デスクが島根スサノオマジックの週末の2連戦を観戦し、戦術面でのポイントや勝敗を分けた場面を分析。次戦の見どころも併せて紹介する。

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 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは30、31の両日、ホームの松江市総合体育館で同じ西地区の大阪エヴェッサと対戦する。スサマジは24日、アウェーで東地区2位の強豪、宇都宮ブレックスに勝ち14勝10敗で西地区単独3位。大阪は12勝12敗で西地区6位。大阪に連勝すれば西地区の2位に浮上する可能性があり、年の瀬、注目の一戦だ。11月と12月の上位対決を苦しみながらも乗り切ったスサマジにチャンスがやって来た。

 11月と12月は川崎、琉球、千葉、名古屋D、宇都宮とB1上位との対戦が続いた。エースのビュフォードがけがで川崎戦を欠場し連敗。ビュフォードは琉球戦から復帰したが相手ホームで連敗。千葉とは1勝1敗。名古屋Dに快勝、宇都宮と1勝1敗の結果だった。ビュフォードがゲーム感を取り戻すまで、琉球と千葉に敗れて3連敗と苦しかったが、千葉の2戦目では90―59と圧倒。同じ西地区の名古屋Dにも93―75と快勝し、「スサマジ強し」をあらためて印象づけた。

千葉J戦、島根の安藤誓哉がシュートを放つ=松江市総合体育館

アウェーの試合は厳しい

 ただ、今シーズンのBリーグは各チームの実力が接近し、特にアウェーでの試合は厳しい。スサマジもこの期間、京都と佐賀に敗れた。今シーズンは新B1への参入がかかり、各チームはホームで敗れ、ぶざまな試合をすれば、地元ファンに...