三重県伊勢市の猫カフェの猫。2月22日は「猫の日」で、島根県の「竹島の日」
三重県伊勢市の猫カフェの猫。2月22日は「猫の日」で、島根県の「竹島の日」
島根県隠岐の島町の竹島(聯合=共同)
島根県隠岐の島町の竹島(聯合=共同)
三重県伊勢市の猫カフェの猫。2月22日は「猫の日」で、島根県の「竹島の日」
島根県隠岐の島町の竹島(聯合=共同)

 きょう2月22日は鳴き声「にゃん(2)にゃんにゃん(22)」の語呂合わせから「猫の日」。愛猫家の学者や文化人らでつくる「猫の日実行委員会」が1987年に制定したそうだ▼テレビ東京系のBSテレ東はきょう、朝から晩まで〝猫まみれ〟の特別編成で番組を放送するという。猫の日に合わせた取り組みも7年目。この日限定で社名を「BSキャッ東」に変更する徹底ぶりで、新たに社内に「猫プロジェクト」も立ち上げた。視聴者獲得へ「猫の手も借りたい」を地で行く戦略は突き抜けている▼きょうは島根県の「竹島の日」でもある。こちらの制定は2005年。韓国との関係悪化を懸念し阻止を狙う外相や外務省高官の牽制(けんせい)に抗(あらが)い、県議会が条例制定にこぎ着けた。突き抜けた行動だった▼この日に合わせて松江市内で開かれる竹島の日記念式典も、来年で20年の節目を迎える。とはいえ、「猫の目」のように内閣府政務官が代わる代わる顔を見せても、首相や担当相の出席はかなわないまま。専門家の講演が中心の式典もマンネリ化している▼竹島問題を担当していた17年前、式典会場に日韓の専門家や将来を担う若者を集め、解決策を探る公開討論会を開いてはと関係者に提案したことがある。人選も難しく簡単ではないだろう。ただ、政府の意向を気にするあまり「猫なで声」のような行動をしていても、事態は「猫の額」ほども改善しない。(健)