春や初夏の山野草を楽しむ山草展が益田市乙吉町の乙吉公民館で開かれるのを前に17日、愛好者がササユリやノブドウなど丹精込めて育てた約100鉢を並べ、会場を整えた。
益田、浜田両市の愛好者でつくる益田山草会(9人)が1983年の発足以来毎年開き、今年は18、19の両日にある。各自が水やりや日光に当てる時間を工夫するなどして、丁寧に育てた山野草を披露する。
薄いピンクの花びらが凛(りん)とたたずむササユリをはじめ、ヤマアジサイやシライトソウなど色とりどりで愛らしい花々が目を引く。大賀進会長(74)=益田市乙吉町=は「今の時期は葉も花もきれい。鉢や敷板とのバランスにもこだわって展示しているので、ぜひ見てほしい」と話した。
午前9時~午後5時まで(最終日の19日は午後3時まで)。入場無料。
(藤本ちあき)