2日ぶりに届けられた本紙を広げる日御碕地区の住民=出雲市大社町宇龍
2日ぶりに届けられた本紙を広げる日御碕地区の住民=出雲市大社町宇龍

 道路の寸断で孤立状態となっている出雲市大社町日御碕地区で11日、2日ぶりに山陰中央新報が配達された。手に取った住民は道路の被害状況などを伝える紙面を細かく読み込んだ。

 購読契約の有無にかかわらず、地区内の約200戸に10、11の両日の新聞を配付した。受け取った内藤紀美子さん(83)は「今までにない事態なので、地域の様子が細かく分かって助かった」と話した。(白築昂)