Q.「おむつ外れ」や「おねしょ」 どうしたらいいでしょうか


 年中(5歳)の息子。まだ夜のおむつが取れません。挑戦してはいるのですが、どうしても明け方に漏らしてしまいます。どうしたらいいでしょうか。

YUBI先生の回答


 「おむつ外れ」や「おねしょ」について悩んでいる方は、大変多くいらっしゃいますよね。でも、まずは安心してください。高校生になっておむつが外れていない方や、おねしょが続いている方はほとんどおられません。

 ですので、少し長い目で見てみることも大切だ

と思います。おむつも安いものではないので、早く外れてほしいという気持ちや、布団がぬれたら洗ったり干したりするのが大変だとか、ほかの子と比較して焦る気持ちも分かります。

5歳を過ぎてもおねしょがあれば、受診してみよう(YUBI先生提供)

 ただ、いつか外れるおむつのことで一生懸命になるよりは、その子の才能やできることを見つけて伸ばしてあげることに一生懸命になる方がいいのではないかと、個人的には思います。

 それでも早くにおむつ外れを目指すなら、トイレトレーニングをしてみたり、おねしょについては、6歳から使用できる薬剤もあるので、かかりつけの小児科医に相談してみるのもいいかと思います。

 いずれにしても、おむつが外れない子どもを責めたり、ほかの子と比較してご両親がストレスに思ったりすることは、ご家族にとってのマイナスだと思います。

 トイレトレーニングをする際は、わが子とのふれあいとして楽しみながら、薬剤も親子の共同作業としてすてきな日課にしていただければと思います。

 小児科医の立場からは、5歳を超えておねしょがある場合、夜尿症と考えてタイプ分類をし、それに応じた対処法が考えられますので、迷ったときはかかりつけの小児科医にご相談ください。
 

ドクター・ユビさん プロフィル
 米子市出身。小児科医。2012年に「米子こどもクリニック」を開いた。ユーチューバー、ティックトッカー、保育園や訪問看護ステーションを運営する経営者として働く一方で、8児のパパとして奮闘中。子どもたちに「『口ではなく、背中で語る』男になりたい」と思っている。


▶▶子育てに役立つ情報はこちら