島根県内有数のソバの産地、奥出雲町でソバの花が見頃を迎えた。白い花が畑一面に咲き、秋の訪れを告げている。花は下旬まで楽しめそう。
奥出雲町大呂のそば店「山県そば」は、契約農家の畑を中心に町の在来種「横田小そば」や茨城県原産の「常陸秋そば」などを栽培している。
標高の高い中国山地でソバは順調に育ち、花は例年通り8月下旬に咲き始めたという。
17日、常陸秋そばの様子を確認した店主の西沢功さん(63)は「生産者やJAなどの努力もあり、生育状況が抜群に良い。そばの提供を通し、関係者が連携して町を盛り上げたい」と話した。
同店は10月20日ごろから新そばを提供する予定。
(山本泰平)