10月後半に入り、ようやく秋らしくなってきた。振り返ると、今夏も連日のように”酷暑”が続いた。データを分かりやすく可視化し、意外な事実に迫るSデジオリジナル企画「データism」。今回は夏の暑さのレベルを取り上げる。
気象庁ホームページのデータから、8月の山陰両県観測地点のデータを約80年分抽出し、ヒートマップを作成した。
今夏、島根は19観測地点のうち、赤名(飯南町)と瑞穂(邑南町)の2地点で平均気温が過去最高となり、最高気温は津和野、瑞穂(邑南町)、高津(益田市)、弥栄(浜田市)の4地点で過去最高を更新した。

この傾向は今夏だけではない。気温の変遷をヒートマップで見ると、温暖化の進行は一目瞭然だ。
島根県は松江、浜田、横田(奥出雲町)、津和野の4地点、鳥取県は鳥取と米子を選んだ。1年で最も暑くなる8月に絞り、1941年~2024年のデータを抽出した上で...