山陰中央新報文化センター松江教室の日本画講座受講生らによる作品展が22日、松江市東朝日町の中国電力ふれあいホールで始まった。植物や風景を描いた力作27点を、来場者が鑑賞した。25日まで。
作品披露の場として1989年から開く作品展で、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった。受講生が所属する「青友会」の会員14人が日頃の活動成果を並べる。
山根健洋さん(75)=松江市馬潟町=の「天空海闊(かいかつ)」は、島根町沖泊地区の壮大な空と海を、立ち並ぶ民家の赤い屋根と対比して印象的に表現した。
来場した福間隆さん(69)=同市上佐陀町=は色彩豊かな作品に目を留めて「個性的な作品が多くて楽しめた」と満足そうに話した。
自身も出展した村上ななほ講師(74)は「コロナがまん延する世の中で、明るい気持ちになってほしいとの願いを込めた作品を見に来てほしい」と来場を呼び掛けた。
入場無料。午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。(広木優弥)













