クリスマス仕様のヘッドマークをつけたDLやまぐち号の前で写真を撮る乗客=島根県津和野町後田、JR津和野駅
クリスマス仕様のヘッドマークをつけたDLやまぐち号の前で写真を撮る乗客=島根県津和野町後田、JR津和野駅

 ディーゼル機関車が客車をけん引する「DLやまぐち号」が21日、クリスマス仕様のヘッドマークを付けて、JR山口線新山口-津和野間を運行した。乗客約220人が、一足早いクリスマス気分を味わいながら、鉄道旅を楽しんだ。22日も運行する。

 JR西日本がクリスマスに合わせ毎年実施。キリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの影響で、日本で初めてクリスマスを祝ったとされる山口市にちなみ、瑠璃光寺五重塔やサビエル記念聖堂が描かれたヘッドマークを冠した。

方向転換に向かうクリスマス仕様ののDLやまぐち号


 車内にはサンタクロースも登場し、山口の銘菓などをプレゼント。JR津和野駅ではサンタ帽をかぶった津和野町イメージアップキャラクター・つわみんが降り立った乗客を出迎えた。

 乗り物が好きだという広島市南区の塩谷奏多ちゃん(4)は、母・ひとみさん(38)と祖母の藤本二三枝さん(66)と初乗車。「かっこよかった」と笑顔。藤本さんも「雪景色がきれいで楽しめた」と話した。

クリスマス仕様のDLやまぐち号を撮影する撮り鉄ら

(藤本ちあき)