あなたが住む地域のジェンダーギャップ(男女格差)の「現在地」は?都道府県単位で確認できるサイト「2025年版都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」が公表された。国単位の男女格差を測る世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数に準じた方法で、政治、行政、教育、経済の4分野を見ている。

 取り上げる30指標の男女比は、議員、県庁や市区町村管理職、学校の校長など、私たちの暮らしに身近なものばかりだ。あなたの地域の「ジェンダー平等」底上げに向けた課題はどこにあるだろうか。

(共同通信ジェンダー取材班)


▽行政の平等が全国で向上

 上智大の三浦まり教授らでつくる「地域からジェンダー平等研究会」が算出している都道府県版ジェンダー・ギャップ指数の公表は、今年で4回目となる。

 今年は県庁で男性職員の育児休業取得が進むなど行政がほぼ全ての都道府県で向上。政治は東日本で改善が目立つ一方、西...