ウクライナは「ロシアの一部」と信じて疑わないプーチン大統領。ゆがんだ史観に基づき、隣国をじゅうりんし続ける。歴史とどう向き合い、対話すべきか。前回に続き、ウクライナ史やスラブ研究の泰斗で、米ハーバード大ウクライナ研究所長の歴史家セルヒー・プロヒー氏に聞く。

 

 -ウクライナ侵略戦争を「歴史家への挑戦」と位置付けている。

 「ウクライナ戦争には歴史が詰まっている。ロシアの政治家はこの戦争を正当化するために...