日本製鉄の橋本英二会長は19日、東京都内で記者会見し、18日に発表した米鉄鋼大手USスチールの買収完了により、米欧とアジアでの一貫生産体制にめどを付けたとした。買収承認の切り札となった「黄金株」の付与は日鉄が自らトランプ政権に提案したと明かし、約141億ドル(約2兆円)を投じた巨額買収は「極めて合理的だ」と強調した。

 

 日鉄は製鉄所の新設を含めUSスチールに約110億ドルを投じる。黄金株の提案は...