雲南市大東町西阿用の栗間良夫さん(78)宅で、「ユリの女王」と呼ばれるカサブランカの花が咲き始め、色とりどりの大輪が来訪者を魅了している。今週末が最盛期で、13日ごろまで見頃という。5日は花と伝統芸能を楽しむイベントがある。
自宅の敷地内で約20年前にプランター3鉢から栽培を始めたという。肥料を変えるなど試行錯誤し、島根県内外のボランティア約20人の協力を得て栽培している。今年は約60鉢に約120本を育てた。大きいものは高さ2メートル近くにまで成長し、直径30センチほどの大輪の花を咲かせている。
来訪者をもてなそうと、9年前から毎年7月、自宅の敷地内でイベントを開いている。取り組みが地域活性化につながり、2022年度しまね景観賞の優秀賞を受賞した。
栗間さんは「大輪の花を多くの人に見てもらいたい」と呼びかけた。会場は栗間さん宅(雲南市大東町西阿用743)。5日午後5時半ごろから割子そばや炊き込みご飯を販売し、同6時から日本舞踊や安来節の上演もある。問い合わせは栗間さん、電話080(1910)7916。(福間崇広)