島根県と松江市は19日、28人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち11人は松江市内の個人宅で会食しており、県は県内16例目のクラスター(感染者集団)と認定した。県内の累計感染者数は1027人となり、千人の大台を超えた。
会食は10~17日の間にあり、11人のほか、18日発表の感染者2人も参加していた。他の参加者はいずれもPCR検査を終え、陰性だった。
新規感染者28人の居住地は松江市15人、益田市6人、浜田市4人、安来、江津、海士の3市町1人。
中国電力は19日、島根原発(松江市鹿島町片句)で働く協力会社社員1人が感染したと発表した。施設管理業務に従事し、発電所の運営に影響はないという。8月に入り、島根原発関連の中電社員や協力会社社員の感染者は計12人に上る。
島根あさひ社会復帰促進センター(浜田市旭町丸原)も20代の男性職員1人が感染したと発表。関係する職員や受刑者の検査を進める。
19日午後4時時点で入院患者数は157人で、確保病床(324床)の使用率は48・4%。自宅療養者は1人、宿泊療養者は14人。