江津市内の企業や団体でインターンシップ(就業体験)した大学生が7日、江津市内で企業関係者ら約40人に活動報告した。3カ月間にわたる取り組みから、就業体験のプログラム案を提案した。
地元企業の認知度向上などを目的に、市が2024年度に続いて開いた。県内外の大学に通う学生7人が5月中旬から約3カ月間、6企業・団体で就業体験し、経験をまとめて発表した。
総合建設業の今井産業(江津市桜江町川戸)で活動した島根県立大3年の三浦走さん(21)は「困りごと発見インターンシップ」という案を披露。同社の社長から「困りごと解決が仕事」と言われたのを基に、「どんな困りごとを解決しているか」をテーマにフリーペーパーを作成するとのアイデアを披露した。三浦さんは「地域が良くなり、誰かを楽にさせることが働くということだと分かった」と話した。
同社人事課の堀大造係長(43)は「社内だけでは考えつかなかった案。新たな就業体験のメニューとして加えられるように検討したい」と話した。(村上栄太郎)