「ヤングケアラー」といわれる、本来は大人が担うと想定される家族の世話や家事を日常的に行っている子どもや若者への「本当に求められる支援」を考えるイベントが30日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセで開かれる。ドキュメンタリー動画の上映やパネルディスカッションがあり、主催者は一般の人や学生の参加も呼びかけている。
動画は、「大人になったヤングケアラー~本当に聴きたかった声~」と題し、3人の元ヤングケアラーが当時を振り返りながら、大人になった後の生きづらさなどを語る内容。パネルディスカッションでは、元ヤングケアラーや社会福祉士など7人が意見を述べ合う。
ヤングケアラーへの支援や理解を深めようと、一般社団法人ヤングケアラーサロンネットワークと島根県が主催する。
午後1時半~4時。参加無料。申し込み締め切りは23日。連絡先は、同ネットワーク代表理事で島根大法文学部教授の宮本恭子さん。メールアドレスは、miyamoto@soc.shimane?u.ac.jp