切り絵制作を楽しむ親子=益田市本町、市立歴史文化交流館れきしーな
切り絵制作を楽しむ親子=益田市本町、市立歴史文化交流館れきしーな

 日本遺産に親しんでもらおうと、中世益田にゆかりのある人物らを表現する切り絵教室が16日、益田市本町の市立歴史文化交流館れきしーなであり、親子約20人が夏休みの図画工作用に楽しんだ。

 れきしーなで切り絵作家大倉美弥さん(48)=益田市出身=の企画展が開催中で、教室は関連イベントとして益田市文化振興課が主催。大倉さんが指導し、室町時代の画僧で益田にゆかりのある雪舟や、益田を中心に石見地域を治めた益田兼尭、市の花スイセンなどを作った。

 和紙や折り紙、画用紙をはさみやクラフトパンチで切り取り、のりで貼り付けて制作。大倉さんが顔や花の形に切り取ったパーツを基にコラージュをしたり、肖像画を見ながら顔を書き込んだりと、作業を進めた。

 親子3人で参加した益田小学校2年の山口叶愛さん(7)はスイセンの切り絵を制作。「本物の花束みたいにきれいにできた。帰ったら壁に飾りたい」と満足そうだった。(堀尾珠里花)