人工知能(AI)の活用が身の回りのさまざまな分野で進んでいる。歴史上の人物AIに恋愛相談をしたり、健康診断のデータから将来かかる恐れがある病気まで予測したりしてくれる。
企業や自治体の中には、長時間にわたる単純な仕事や、膨大な量の書類を扱う作業をAIに代替させようとする取り組みが多く見られる。一方で人間でなければ対応できないケースや、AIでなければ気付くことができなかった発見を得られた例もある。使い方を間違えれば差別とも誤解されかねない取り組みもあり、十分な配慮が必要だ。「人間でなければできない仕事」と「AIに任せていい仕事」を明確にしていくことが導入の鍵となる。(共同通信=沢野林太郎)
【人生相...