サッカーの元イングランド代表のデービッド・ベッカム、元スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチら多くのスーパースターが在籍していた米プロリーグMLSのロサンゼルス・ギャラクシー。昨年リーグ最多6度目のMLSカップ優勝を果たした強豪チームで、清水俊太氏(48)は20年にわたり数々の選手を治療してきた。

 メディカルスタッフの中で肩書は「カイロプラクター&スカーティッシュ・スペシャリスト」。何をする人なのか、本人も「説明が難しい」と自認する。「昔から自分の治療を周りに広めるタイプでもなかったから、とにかく選手の症状を良くすることがやっていることの証明になると思ってきた」と、自らの手で道なき道を切り開いてきた。(共同通信=田丸英生)

▽独学で治療法を開拓

 清水...