平井伸治会長(資料)
平井伸治会長(資料)

  全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)は22日、自民党総裁選に立候補した4人に政策提言した。新型コロナウイルス対策の強化、少子化対策など52項目の知事会政策に対する賛否を尋ねており、投開票日前日の28日に回答を公表する。

 4人とそれぞれ面会して提出。冒頭を除いて非公開で、活発な政策論争を展開するよう促した。

 新型コロナ対策では、全国的な感染爆発を抑えるため、ロックダウン(都市封鎖)のような手法の早期検討を要望。

 地域経済活性化に向けた経済対策、「こども庁」創設を含む少子化対策の推進などを党の重要政策に盛り込むよう訴え、いずれも賛否と理由についての回答を求めた。

 終了後、平井会長は「提言に耳を傾け、具体的に考えを披露する候補もいた。総裁選後、コロナ対策について現場の声を取り入れてもらえると期待を持っている」と説明した。

 ロックダウン的な手法の検討については「(4人の間で)温度差はあるが、重要な課題として受け止めてもらった」と述べた。
       (白築昂)