ソニーの吉田憲一郎CEOは5日、米ラスベガスで開催中のIT技術などの見本市「CES」で、電気自動車(EV)を事業化する新会社を設立する考えを明らかにした。近いうちに米アップルもEVに参入するとみられる。実力がある両社のEV参入により、自動車産業の情報産業化、すなわち「スマートフォン化」が加速することになるだろう。

 既にソニーはEVや自動運転のプロジェクト「VISION-S」に取り組んでおり、2020年12月に欧州で公道試験を始め、21年3月には試作車を日本で初公開していた。

 筆者は昨年、担当役員であるソニーの川西泉常務にインタビューしたことがある。その際に「過去10年を振り返ると、スマホの登場でライフスタイルが激変したが、これからの10年を考えると、さらに大きな変化が起こる。EVシフトも含めてクルマの電動化は加速するので、C-MOSなどソニーのイメージセンサーの技術をどう使っていくのか。何か提供できるものがあるはず、との思いで始めたのがこのプロジェクト」と説明した。

 そして川西氏が重視していたのが「クルマの...