藤原(ふじはら) 蒼天(そういち)君、湊人(みなと)君の兄弟(出雲・窪田小5年と4年)
2級への昇級目指し 家でも練習欠かさず
郷(きょう)土(ど)民(みん)謡(よう)の安(やす)来(ぎ)節(ぶし)に合わせてどじょうすくいの所作(しょさ)をする「どじょうすくい踊(おど)り」に取り組む兄弟が出(いず)雲(も)市佐(さ)田(だ)町にいます。窪(くぼ)田(た)小学校5年の藤原(ふじはら)蒼天(そういち)君(11)と同4年の湊人(みなと)君(9)です。見る人たちが思わず笑ってしまうユーモラスで軽(けい)快(かい)な動きを身につけようと、切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)しています。
2人は、銭(ぜに)太(だい)鼓(こ)を習う妹で同小2年のこはるさん(7)とともに、子どもから大人まで36人が所(しょ)属(ぞく)する安来節保(ほ)存(ぞん)会(かい)神(かん)門(ど)支(し)部(ぶ)窪田教室へ通い、どじょうすくい踊りに熱中しています。
安来節保存会は、踊りの熟(じゅく)練(れん)度(ど)によって3級から名人まで11の階級を定めています。2年ほど前から踊り始めた2人は現(げん)在(ざい)3級。月に2回佐田町内で開かれる教室に通い、ベテランの先生から体の動かし方や顔の表(ひょう)情(じょう)など指(し)導(どう)を受けています。
どじょうすくい踊りは、どじょうを笊(ざる)ですくったり、逃(に)げたどじょうを捕(つか)まえたりする面白いしぐさが魅(み)力(りょく)的な踊りで、蒼天君は見る人の目を引きつける動きのセンス、湊人君は先輩(せんぱい)たちの動きのいい部分を取り入れる力がそれぞれ優(すぐ)れています。2人は「(どじょうの)イメージを膨(ふく)らませて踊るのが楽しい」と口をそろえます。
2人の当面の目標は来年2月の審(しん)査(さ)会(かい)で2級になることです。昇級(しょうきゅう)へ向け、コミカルな歩き方を物にしようと家でも練習を欠かしません。
「名人になりたい」(蒼天君)「とにかくうまくなりたい」(湊人君)と夢(ゆめ)を描(えが)く2人は、教室の仲間たちと楽しく稽古(けいこ)を重ねています。
プロフィル
【将(しょう)来(らい)の夢(ゆめ)】
宇宙(うちゅう)に関わる仕事 (蒼天君)
農業 (湊人君)
【好きな教科】
理科 (蒼天君、湊人君)