全国大会入賞が目標
松田 和篤君 市立渡小学校6年
小中高生を対象(たいしょう)にした境港(さかいみなと)市ピアノコンクール(同市教育委員会主催(しゅさい))で、小学1年時から連続して最高位に輝(かがや)いている6年生男児がいます。同市立渡(わたり)小学校の松田(まつだ)和篤(かずま)君(12)で、日々の練習に加えて有名なピアニストらの音色も聴(き)き学び、技術(ぎじゅつ)や表現(ひょうげん)力を高めています。
松田君は、5歳(さい)の時からピアノを習っています。3歳上の姉が習っていたことから、自然な流れで入門しました。
習い始めたころ自宅(じたく)では、電子ピアノで練習をしていました。電子ピアノにはあらかじめ音源(おんげん)が内蔵(ないぞう)され、その一つ「ワルツ」は松田君の心を動かしました。
聞くたびに「いつか自分もこんな曲を弾(ひ)いてみたい」とピアノへの思いも次第に強くなり、打ち込(こ)むようになりました。
6歳から、同市蓮池(はすいけ)町の教室「Kitamura Music Class」に通い、全日本ピアノ指導者(しどうしゃ)協会会員の喜多村(きたむら)知里(ちさと)さんから指導を受けています。レッスンのほか、著名(ちょめい)ピアニストの演奏(えんそう)も聴くなどして「良い音」を学び、今年も中国ユース音楽コンクール本選出場、ピティナ・ピアノコンペティション中国(広島2)地区で奨励(しょうれい)賞(しょう)も受賞しました。
松田君は、陸上競技、そろばんも習う中、中学校進学後も「ピアノは続けたい」と考えています。それは「全国大会で入賞したい」という目標をまだ達成していないからです。
より高(こう)評価(ひょうか)を得(え)るためには表情(ひょうじょう)豊(ゆた)かに弾くことも必要と、松田君は考えています。「自然で嫌(いや)みのない音楽を奏(かな)でてくれる」と松田君を評する喜多村さんも「クラシックだけでなくポップスなどさまざまなジャンルのリズム感、ビート感を学んでいくと、もっと表現の幅(はば)が広がる」と感じ、気づきによるさらなる成長を願っています。
プロフィル
【好きな教科】 算数、体育
【好きな食べ物】 メロン
【好きなスポーツ】 陸上競技
【好きな音楽家】 ショパン
【好きな曲】 ショパンエチュード 作品25-9「蝶々(ちょうちょう)」