熱のこもった練習に励む井上麻陽さん(手前)=境港市中野町、市文化ホール
熱のこもった練習に励む井上麻陽さん(手前)=境港市中野町、市文化ホール
木坂いずみさんの指導を受け練習する井上麻陽さん(右から2人目)=境港市中野町、市文化ホール
木坂いずみさんの指導を受け練習する井上麻陽さん(右から2人目)=境港市中野町、市文化ホール
熱のこもった練習に励む井上麻陽さん(手前)=境港市中野町、市文化ホール 木坂いずみさんの指導を受け練習する井上麻陽さん(右から2人目)=境港市中野町、市文化ホール

出演目指し楽しく練習
井上 麻陽さん(境港・渡小2年)


 「魚と妖(よう)怪(かい)の町」の境(さかい)港(みなと)市に、港町に根付く伝(でん)統(とう)芸(げい)能(のう)に取り組む児童がいます。市立渡(わたり)小学校2年の井(いの)上(うえ)麻(あさ)陽(ひ)さん(7)。半世紀近い歴(れき)史(し)を持つ「境港大(たい)漁(りょう)太(だい)鼓(こ)荒(こう)神(じん)会(かい)」(釘(くぎ)谷(たに)武(たけ)夫(お)会長)の一員として練習に励(はげ)み、祭りや行事に出(しゅつ)演(えん)する日を目指し太鼓をたたいています。

 同会は1972年、境水道大橋の開通に花を添(そ)え、郷(きょう)土(ど)の誇(ほこ)りとして後(こう)世(せい)に伝えるものをつくろうと有(ゆう)志(し)が結成しました。現(げん)在(ざい)は8人の子どもを含(ふく)め30人以上が所(しょ)属(ぞく)。最近は新(しん)型(がた)コロナウイルスの影(えい)響(きょう)で出番が少ないですが、出船や入船、波の音、大漁の喜(よろこ)びを激(はげ)しいばちさばきで表(ひょう)現(げん)する大漁太鼓をイベントなどで披(ひ)露(ろう)し楽しませてきました。

 井上さんが同会に入ったのは、地元のわたり保(ほ)育(いく)園(えん)に通っていた2019年12月。境港の夏祭り「みなと祭」で見たメンバーの姿(すがた)に憧(あこが)れ「かっこいい。太鼓をしたい」と思ったことなどがきっかけでした。

 練習は、コロナの影響で断(だん)続(ぞく)的に中止になりましたが、3月から週1回のペースで平日夜に再(さい)開(かい)。井上さんは他の児童と一(いっ)緒(しょ)に約20年のキャリアを持つ木(き)坂(さか)いずみさん(44)らから指(し)導(どう)を受けています。

 練習して間もない頃(ころ)は恥(は)ずかしくて泣いたこともありましたが、今では元気いっぱい声も出し練習に取り組んでいます。3月末の練習ではダッシュやスキップで体をほぐした後、木坂さんらから「もっと手を動かして」「ばちの先を目で見るように」と助言を受け基(き)本(ほん)動作を繰(く)り返しました。

 井上さんは「難(むずか)しいけど、ちょっとずつ打てるようになってきた。いずみ先生たちに教えてもらい楽しい。もっと上(じょう)手(ず)になりたい」と笑顔で話します。

 木坂さんは「だいぶ力強く打てるようになってきた」と目を細め、杉(すぎ)山(やま)義(よし)夫(お)副会長(64)は「クルーズ船の寄(き)港(こう)時などに大人と子どもで一緒に太鼓をたたきたい」と、さらなる成長を心待ちにしています。


プロフィル
【将(しょう)来(らい)の夢(ゆめ)】  太鼓の先生
【好きな教科】 図工
【好きな食べ物】リンゴ
【好きなアニメ】鬼(き)滅(めつ)の刃(やいば)
【好きな芸能人】BTS