【雲南】島根県内で15、16の両日にあった、東京五輪聖火リレーのトーチとユニホームが、雲南市立三刀屋小学校(雲南市三刀屋町給下)に貸し出された。19日には児童が実物を手にし、ランナーの気分を味わった。
雲南市在住で、三刀屋小にゆかりのある3人の聖火ランナーが「子どもたちに見てもらいたい」と展示を提案。平和の祭典である五輪は、「平和を」と願った郷土の偉人・永井隆博士の思いと共通すると考え、同校が快諾した。
19日朝、トーチ2本とユニホーム1着などが学校に到着。保管場所の校長室を訪ねた6年生10人は、「重い」などと言葉を交わしながら、200メートルを走ったランナーへ思いをはせた。
トーチを持った原向日葵さん(11)は「片手で持ってゆっくり走るのは大変」と感じ、白を基調としたユニホームを前に岡田朋樹君(11)は「気持ちよく走れそう」と話した。
21日まで昇降口前の永井博士のコーナーの一角に展示される。
(狩野樹理)