SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・企業統治)、脱炭素、GX(グリーン・トランスフォーメーション)などは、大手企業、さらにはそのサプライチェーンにガッチリ組み込まれた中堅企業にとって、いまや当然のことだ。海外の有名メーカーに部品を納入する中小企業は本社工場の新設に当たり、納入先から「GX仕様の要請」をされ、国内大手メーカーへ工作機械を納入している中小企業は、メーカーから「機械のCO2排出量」の数値に注文を付けられているという。ただ、こういう中小企業は多くない。
いま求められていることは、いかに多くの中小小規模事業者がSDGsなどを自分事として腹に落として事業活動するかだ。そうなれば、この思想は地域全体に一挙に浸透するのではないか。
全国で三百数十万社あるといわれる中小小規模事業者の資金調達は間接金融、...
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