【益田】アイガモ農法による水稲栽培に取り組む益田市美都町都茂、都茂小学校の全校児童28人が22日、同校近くの2アールの水田できぬむすめの苗2200株を手植えし、人と環境に優しい農業について学んだ。
同小では、アイガモを水田に放し無農薬で栽培している同町山本、農事組合法人「ゆいの里美都」の大河内正美さん(70)の指導で、約20年前から米作りに取り組んでいる。
この日は保護者や住民ら約30人が見守る中、2班に分かれた児童が田の両端に渡されたロープの目印に沿って丁寧に植えた。
6年の澄川愛斗(まなと)君(11)は「田植えは楽しかった。下級生の手を引いたり、植える位置を教えたりしてサポートできた。秋の収穫が楽しみ」と笑顔で話した。
児童は6月にアイガモを田に放し、10月には稲刈りをする。収穫した米は「つもじまん」と名付け、自分たちで考案したみそ汁のレシピを添えて、地域住民に配布する予定。
(中山竜一)