島根県公立高校の推薦入試が2025年度入学生から自己推薦による新たな方法に刷新される。生徒は従来必要だった各学校長の推薦が不要に。各自が志望理由書を提出すれば受験可能となり、入試のハードルが下がることを意味する。一般選抜と合わせ、誰もが2回の受験機会を得られ、難関校にチャレンジしやすくなると考えられる。 (政経部・清山遼太)

「3年生になってからでは遅いかもしれない」「2回チャンスがもらえる」
23年度が始まって約1カ月経過した5月中旬。松江市母衣町の塾「まつえ学習会」で、経営する三好浩祐さん(45)が生徒10人にハッパをかけた。...