一畑薬師までの迂回路を示す看板が設置され、安心して参拝に来てほしいと呼びかける飯塚大幸管長=出雲市鹿園寺町
一畑薬師までの迂回路を示す看板が設置され、安心して参拝に来てほしいと呼びかける飯塚大幸管長=出雲市鹿園寺町

 7月の大雨の影響で出雲市小境町の一畑薬師近くの市道で全面通行止めが続くため、市が8日までに観光用のマイクロバスでも通行できるよう迂回路(うかいろ)を整え、参拝客向けの案内看板も国道431号など8カ所に設置した。飯塚大幸管長は「安心して参拝してほしい」と呼びかけている=写真。

 市道路河川維持課によると、市道は7月8日の大雨で一畑薬師駐車場の南約1・8キロ地点の路肩が崩落。復旧まで1年程度かかる見通しで、全面通行止めが続いている。

 市は別の市道を迂回して参拝してもらえるよう、道路脇の木の枝葉を、マイクロバスの屋根や窓にかからないうように伐採。「一畑薬師」「一畑山コテージ」と日本語、英語で記す、縦140センチ、横55センチの看板を、4日から道路沿いや交差点などに立てていた。(佐野翔一)