「連歌(れんが)」というものをご存じでしょうか。和歌(わか)や俳句(はいく)と異なり、現代人にはなじみが薄くなってしまいましたが、実は中世社会を代表する文芸の一つでした。

 よく知られている通り、和歌は「五・七・五・七・七」という音数律(おんすうりつ)で示されますが、前半...