「山陰随一の20万都市を目指す」

 2002年11月に始まった松江、鹿島、島根、美保関、八雲、玉湯、宍道、八束の旧1市7町村による「松江・八束合併協議会」(法定協議会)。旧松江市長に就いて3年目の松浦正敬(73)は協議会の冒頭あいさつで、市町村合併の先に描く人口20万都市構想への熱い思いを語った。

 自治省(現・総務省)で大臣官房審議官などを歴任し、自治体行政に精通する松浦にとって広域合併は「一丁目一番地」の悲願だった。

 旧鹿島町も合併の枠組みに加われば、島根県庁からわずか8・5キロ北にある中国電力島根原発の周辺自治体から立地自治体に立場が変わり、電源3法交付金の幅広いエリアでの活用を含め、スケールメリットを最大限生かせるだけに、旧鹿島町が合併話に乗るかどうかが焦点だった。

 

 これに対し、旧鹿島町長の青山善太郎(83)は...