JR津和野駅に到着した観光列車「○○のはなし」=島根県津和野町後田
JR津和野駅に到着した観光列車「○○のはなし」=島根県津和野町後田

 JR山陰線の新下関-東萩駅間を結ぶ観光列車「○○(まるまる)のはなし」が、1~3月の期間限定で山口線の新山口-津和野駅間を走る。初日の13日、津和野駅(島根県津和野町後田)で歓迎イベントがあり、降り立った乗客がもてなしを受けた。

 「○○のはなし」は、和と洋を基調とした別々の車内デザインが特徴で、2両編成の定員60人。2023年の山口線全線開通100周年を記念し運行する。

 この日はほぼ満席で午後0時58分、赤や青のグラデーションで海をイメージした列車から続々と乗客が降り立った。地元の和太鼓グループ「つわの太鼓」が勇壮に打ち鳴らし、町の関係者らが「○○のはなし」のロゴマークを印字した名物・源氏巻きや、近くの宿泊施設の日帰り入浴割引券を配った。

 山口市から訪れた会社員五島健太郎さん(45)は「過去4度乗った。海沿いを走る普段とは異なり、山側も雰囲気があって素晴らしい」と話した。

 13日~3月3日の土日祝日(2月3、4、17、18日を除く)の計14日間、1日1往復運行する。
 (藤本ちあき)