社員全員で、売れ行きや客の声、気づいたことなど何でも書き込めるノートを共有し意見を交換。”ため込まずに伝える”ための工夫のひとつだ

この広告は2021年3月9日に山陰経済ウイークリーに掲載した記事広告を再掲しています。


 元祖ヨーグルトパンや季節商品を含め、年間を通じて100種類を超えるパンが並ぶ(有)パンェブール(松江市石橋町、桑原裕紀代表)。時間単位の年次有給休暇制度と育児短時間勤務制度の両方を導入し、パート・アルバイト含む社員 19人のうち4人が制度を利用する。

 就業規則の見直しを検討していたところ、社員の一人が奨励金に関する新聞記事を持参。桑原代表自身、休暇取得を奨励する空気があった前職で子どもとの時間をしっかりと持つことができ、充実感を得た経験があった。同店でも社員の働き方には個々の事情を優先してきたが、これをきっかけに昨夏規則を整え、柔軟な働き方を改めて後押しした。

 「子育ての時間は短い。思い出をたくさん作ってほしい」。採用時も入社後も、個々が希望のシフトを遠慮なく言える空気を心掛けたことで、ここ数年退職する社員がほとんどいない。

 現在6歳、10歳、12歳の子どもを育てている伊藤牧子さんは、両制度を活用する一人。仕込みのため早朝4時に出勤、子どもの朝食に合わせて2時間の休憩を挟んで午後3~4時まで働く。以前は深夜3時から早朝まで同店で働き、昼から副業で夜遅く帰宅することもあったが、急な事情に寄り添ってくれる同店一本にしぼって6年が経つ。

 「学校から帰る時間にお母さんが家にいるのがうれしい、という子どもたちに励まされます。今の働き方が私の正解」。商品開発や店舗運営に至るまで、社員らの声が活かされる同店。桑原代表は「人材を一番大事にしていきたい」と話す。職場の風通しはすこぶる良好だ。


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山陰経済ウイークリーに掲載した広告はこちらから(2021年3月9日掲載)

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TEL:0852-22-5245
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