赤字であっても地域交通の要として鉄道は必要か(〇必要 ×必要ではない △どちらとも言えない)。回答の理由は何か。250字以内で回答してもらった。上から届け出順。
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▼錦織 功政氏 (自民、新)

JR木次線は通学や通院などの生活利用で地域住民から重要な地域の足として親しまれてきたが、人口減少によって利用状況は低迷している。沿線地域の公共交通の維持に向け、沿線自治体と協力体制を組み、国が支援する枠組みの再構築を図っていく。
各種交通網と連携し、沿線住民の通勤・通学や生活利用を促すとともに、全国から多くの観光客を集めてきた「奥出雲おろち号」の代替である「あめつち」という貴重な観光資源を最大限に活用して観光利用を充実させ、歴史ある地域の足の維持に努める。
▼亀井亜紀子氏 (立民、元)

公共交通は経済的な合理性のみで存廃を判断すべきでなく、地域住民の通院や通学のための移動手段の確保など、生活基盤維持の重要性を十分に考慮した公共的利益の観点と、地域が直面する課題に対応するための丁寧な合意形成の舞台が必要だ。
地域交通の利便性向上のため、車両の更新などハード面への投資、人員確保などのソフト面への投資を行う。交通事業者の自助努力には限界があり、地域公共交通の持続可能性を高めるには官民一体となって取り組む必要があるため、公共的利益の観点から財政的支援を十分に行う。