作品を手に取り、品定めする来場者=松江市東津田町、いきいきプラザ島根
作品を手に取り、品定めする来場者=松江市東津田町、いきいきプラザ島根

 くにびき学園東部校の陶芸科卒業生を中心につくる「陶芸の会」の作品販売会が、松江市東津田町のいきいきプラザ島根で開かれている。使いやすい皿やカップ、花瓶など約500点が並び、来場者が品定めを楽しんでいる。売り上げは能登半島地震の被災地に届ける。12日まで。

 島根県東部に住む会員約60人(岡宜一会長)が4グループに分かれ、いきいきプラザで月2回活動する。高齢者施設への寄贈や陶芸教室を開くなど地域貢献にも取り組んでいる。

 会場にはさまざまな釉薬(うわぐすり)を使い、作り手の個性を感じる平皿や花瓶、手になじむ抹茶茶わんやマグカップが並ぶ。1個200~2千円で販売し、売り上げは経費を差し引き、義援金として被災地に送る。

 マグカップを購入した雲南市加茂町加茂中の浜村愛子さん(75)は「オンリーワンの作品ばかりで品数も多い。素朴でいい品が買えました」と話した。

 (森みずき)