神社では、6月と12月の晦日(みそか)に、大祓(おおはらえ)という心身の罪穢(つみけがれ)や日々の災厄を祓(はら)い遣(や)る神事がある。

 大祓は飛鳥時代にさかのぼる古い歴史がある。古代の天皇祭祀(さいし)や律令(りつりょう)制祭祀の一つで、宮中や有力神社で盛んに行われ、中世以後は各地...