出雲市大社町杵築南、大社文化プレイスうらら館で6月30日、出雲阿国顕彰会(山﨑裕二会長)の総会があり、恒例の演芸発表で荒木幼稚園(出雲市大社町北荒木)の園児たちが元気いっぱいによさこい踊りを披露した。
地元のよさこいチーム「出雲阿国」のメンバーに教わった踊りを園児たちは毎年発表している。今年は年長児13人が4月から6回の練習を重ねて本番に臨んだ。そろいの法被と赤い鉢巻き姿で「ロックソーラン」「はじまりはしまね」のリズムに乗り、鳴子を鳴らしながら「どっこいしょ、どっこいしょ」と声を張り上げた。
内穂花(ほのか)ちゃん(6)は「むずかしいところはなかった。気持ちよかった」と笑顔で話した。
出雲市大社町は歌舞伎の祖・出雲阿国の生誕地とされる。顕彰会総会では山﨑会長が町内にある阿国の功績をたたえた記念碑「於国塔」について解説した。阿国の法要を7日、同市大社町杵築北、安養寺で行うことなど本年度の事業を確認した。
(佐藤一司)