ロシアの侵攻を受けるウクライナ支援を考えるパネル討論が出雲市内で開かれた。かつてロシアに拠点があったシステム開発「サーミ・ジャパン」の牧野寛社長を進行役に、現地で避難施設を運営するPika中條秀人さん(43)と、現地のドキュメンタリー映画を制作した泉原航一さん(36)が登壇。ウクライナ東部の被害と支援の状況、日本で流れる報道と実際のギャップなどについて話し合った。詳報を紹介する。

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■戦争で社会的弱者が一番苦しむ

 中條 2年以上ウクライナで人道支援を行っているが、戦争が起きたときに一番苦しみ、つらい思いをしてるのは社会的弱者...