Q.思春期のニキビ、どうケアする?


 子どもが思春期になり、ニキビができ始めました。どのようなケアが必要ですか?

YUBI先生の回答

 


 思春期になると、性ホルモンの分泌が活性化するため、どうしても皮脂の分泌が増えてしまいます。そのため、多くは13歳ごろからニキビに悩まされるようになります。

 

優しく小まめな洗顔でニキビを防ごう(YUBI先生提供)

 

 ニキビ予防策として、まずは洗顔です。ポイントは「優しく小まめに」。ごしごし洗うと、皮膚が傷んでしまい、かえってニキビになりやすくなってしまいます。
小まめに洗うと皮脂を失いすぎると心配する人もいますが、大切なのは、洗顔後の保湿ケアです。たっぷり潤いを与えてあげてあげましょう。

 食生活、睡眠習慣、ストレスなどもニキビに大きな影響を与えます。具体的な対策は、脂っこいものを控え、しっかり睡眠を取り、ストレスなく心穏やかに過ごすこと。
忙しい毎日の中で、これらのバランスを取ることはとても難しいですが、気にしておくこと、知っておくことは大切だと思います。

 ニキビができたら、早めに治療しましょう。ニキビは白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビの順に、だんだん炎症が強くなっていきます。炎症が強いと、治りにくいだけではなく、ニキビ痕が残りやすくなってしまいます。
早めに小児科や皮膚科を受診し、適切な治療を受けてください。

 治療期間としては、おおむね3カ月が目安です。その後は、定期的にメンテナンスをして、再発を防ぎ、きれいな肌を保っていくことが大切です。

 

ドクター・ユビさん プロフィル

 

 米子市出身。小児科医。2012年に「米子こどもクリニック」を開いた。ユーチューバー、ティックトッカー、保育園や訪問看護ステーションを運営する経営者として働く一方で、8児のパパとして奮闘中。子どもたちに「『口ではなく、背中で語る』男になりたい」と思っている。