末次公園の松に残る松やに採取跡=松江市末次町(第1回講座関連)
末次公園の松に残る松やに採取跡=松江市末次町(第1回講座関連)

 戦争と平和について考える山陰中央新報社文化センター特別講座「戦争を語り継ぐ」の第4期(4回)が3~4月、松江市殿町の松江教室で開かれる。戦争の痕跡を写真で伝える講座や、手記などの朗読を通して戦争体験に理解を深める講座を展開する。

 開催日や演題、講師、概要は次の通り。

 【1】3月11日「忘れられた戦争を写真でめぐる」(高嶋敏展・写真家)=燃料を求めようと行われた松やに採取の跡など県内に残る戦争の痕跡を写真で紹介する。

 【2】25日「島根の西南戦争記念碑」(西尾克己・大田市文化財保護審議会委員)=大田市に2基残る西南戦争の記念碑などの建設経緯や歴史的意義を考える。

 【3】4月8日「朗読で伝える」(石原美和・フリーアナウンサー)=戦争体験の手記や絵本を朗読する。朗読したい本があれば持参を。

 【4】22日「島根県内の戦争体験を継承する意義と可能性」(板垣貴志・島根大法文学部准教授)=2018年に始まった県内の戦争・銃後体験記録収集事業について話す。

 いずれも午後1時半~3時。受講料8800円(4回分)。特定の回だけの受講も可能。申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。