
「3歳までは母親が家庭で育てるべき」という「3歳児神話」がありますが、やはり3歳までは家庭保育が良いのでしょうか? 毎朝、保育園に送ると泣いてしまう子どもの姿に胸が痛み、祖母にも「かわいそう」と言われて落ち込みます。
40年前、私が幼小のころは「年中さん」から預けるのが一般的でした。ところが今は共働き家庭が増え、早い段階からお子さんを保育園に預けるご家庭が多くなっています。
3歳児神話は、一理あると考えます。しかし、そこに縛られるほどのものではないと思います。大事なことは、幼少期に「どれだけ周りの人から温かい愛情を受けるかどうか」です。それが親であっても、保育園の先生であってもいいと思います。保護者さんとしては、仕事から帰ってほっと一息ついてから、しっかりお子さんに愛を注いであげればOKだと思います。

毎朝お子さんが泣いてしまうとのことですが、これはきっとそんなに長くは続かないと思います。保育園は楽しいところですからね。問題は、お母さんが抱える罪悪感と、祖母から「かわいそう」と言われて落ち込んでしまうことだと思います。子どもにとっては、保育園に預けられることよりも、お母さんが罪悪感を抱いていたり、落ち込んだりしていることの方が問題だと思います。
そのため、「共働きは仕方がないから、保育園はやむなし」という、ある種の開き直りが必要な気がします。祖母の言葉については、良かれと思って言葉をかけてきてくれていると思いますので、その部分には感謝を示しつつも、言葉そのものは跳ね飛ばす強さが、母としては大事かもしれません。跳ね飛ばせないまでも、いったんは右から左に流して、あまり深刻に受け取らないようにしましょう。