鳥取県と鳥取市は13日、23人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。この日までに鳥取市内のデイサービス施設で従業員3人、利用者3人の計6人が感染し、県は県内21例目のクラスター(感染者集団)と認定した。
デイサービス施設は11日に閉鎖し、利用者を把握できているとして施設名は公表しない。感染者のうち2人はワクチン接種を2回終えていたという。
新規感染者23人の居住地は鳥取市4人、米子市1人、県西部2人、非公表16人。19人は既に判明した感染者の関連検査で分かった。
県は20例目のクラスターが発生した接待を伴う飲食店は「UP STAGE(アップステージ)」(鳥取市末広温泉町)だと公表した。店側が把握できていない利用者から陽性者が出たためで、クラスター対策条例に基づいた措置。7月28日から8月2日までの利用者に対し、接触者等相談センターに連絡するよう呼び掛けた。
県西部広域行政管理組合消防局は職員1人が感染したと発表した。濃厚接触の同僚3人を検査する。勤務先の消毒は終えた。
累計感染者数は1078人。13日時点の入院患者は114人で、確保病床(328床)の使用率は34・8%。 (藤井俊行)